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ちゃんちゃら、おいしい。

グルメと家庭菜園、時々アート。ライフスタイルブログ。

優雅で感傷的なデヴィッド・ボウイ展

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ほとんど最終日に駆け込んだデヴィットボウイ展「DAVID BOWIE is」。

前売りチケットを購入したのにもかかわらず、入場するのに小一時間ほど並ぶほどの混雑具合でした。

並んでいる間に列を眺めていると展示を見に来るというよりは「会いに来る」佇まいの方が多く、素敵なファッションの方が沢山いらっしゃいました。

 

 

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看板は余白から顔に至るまで、ファンによるメッセージで埋め尽くされていました。

一つ一つ読んでいましたが、多くはボウイに愛を捧げる文言でした。

あとはリップスティックで書いた文字や、キスマークも多数。

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その中でもひときわ目立つ「KANSAI」のサイン。ひょっとしなくても山本寛斎ですね。

ボウイのステージ衣装が多数展示されるとあればもちろん、彼の作品も。

 

■展示について

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(会場入口にあった撮影OKなスペースにて)

 

入り口で配られた音声デバイスから流れる音と共に展示物を眺める仕組み。

解説ではなく、展示物に近づくと自動的に音楽が流れる仕組みでした。(Bluetoothなのかな?)

ポスターや写真、衣装や小物などが一つの部屋にぎっしりと詰め込まれており、全部を細かく見て回るのは到底困難だったので目を引かれる展示をじっくりと。

 

備忘録的に、バイオグラフィーをまとめておく。

デヴィットボウイの本名はデヴィッド・ロバート・ジョーンズ。

1947年イギリス生まれ、2016年死去。

オッドアイと間違われることが多いその特徴的な瞳は、後天的な事故で瞳孔が開いたままであることに由来する。(正面から見るとちゃんと同じ色に見える)

80年代に京都の東山に住んでいたことがあったそう。阪急電車の写真、とてもよい。

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楽曲「Space Oddity」は初期の代表曲ということもあり、大きなコーナーが展開されていました。

アポロ計画の成功を伝える当時の新聞や、ジャケットに使われた青いドットの原画やMVのコスチュームなどが展示されていました。


David Bowie - Space Oddity

 

洋楽は親や周囲の影響を受けながら色々と聞きましたが、その中でもQueenクラウス・ノミが好きです。

 

会場ではボウイ「The Man Who Sold The World」にクラウス・ノミがバックボーカルとしてテレビに出演した時の映像が流れ、ボウイが着用したノミ風の衣装が展示されていました。

 

そして会場では様々な曲が流れていましたが、私の好きなボウイとQueenの共作「Under Pressure」も流れていました。

何度聞いても素晴らしい曲です。PVも素晴らしいですね。


Queen - Under Pressure (Official Video)

 

そして最後の部屋にはメッシュ状のスクリーンが貼られ、部屋いっぱいにボウイのライブシーンが映し出されていました。

ジョジョの奇妙な冒険4部に出てくるボス、吉良吉影はデヴィットボウイがモデル担っていると思われるのですが、最後の部屋に飾ってあったスーツがいかにも吉良っぽくて1人笑ってしまいました。

出口付近には坂本龍一ビートたけしによる「戦場のメリークリスマス」当時のボウイを語る映像コーナー。

尊敬と愛情に満ちたとてもよい映像でした。

YMOも好きなので現在の坂本龍一を見れて嬉しかったです。

 

■展示を見終えて

彼のバイオグラフィーディスコグラフィーを追いかけていくような形の展示の流れ。

好きな曲やMVが流れ、数々の衣装が展示され、ディスプレイの中でいつまでも変わらないボウイの姿が繰り返し繰り返し再生され…。

来場した方は薄暗い会場の中で嬉しくて泣き、哀しくて泣き、そしてどうしようもなくやりきれない切なさで感傷的になり、彼の生涯とその功績に敬意を表し、最後にはやはり"好き、大好き、愛してる"という感情を反芻しながら帰路についたことでしょう。

多大なる愛情と、追悼の意が込められた展示でした。

優雅で、感傷的で、彼の人生を表現したような展示でした。

 

***

 

※日記のタイトルは高橋源一郎の「優雅で感傷的な日本野球」より 。

野球が滅びてしまった世界のお話。

短編というか、断片的な話が7つあり、少し分かりづらい構成かもしれませんが

そのなかでも「センチメンタル・ベースボール・ジャーニー」の章が好きです。

優雅で感傷的な日本野球 〔新装新版〕 (河出文庫)

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